NipponKogakuJapan
W-NIKKOR・Cf=3.5cm1:1.8
ライカ(L39)マウントLTM（LeicaThreadMount）

昭和31年(1956)発売で当時世界で最も明るい広角レンズ。
1956年当時ライカにも存在しなかったハイスピードレンズ。

日本光学レンジファインダー機Sシリーズ用として生産されたが
後にライカLマウント仕様も供給された希少なレンズ。

総製造本数=9743本/(Sマウント)=8228本/(Lマウント)=1515本

解像度、解像感、シャープ且つヌケの良さは秀逸です。
コーテッド仕様にてカラー撮影バランスも良好で
ゴースト耐性や描写性能に定評があります。

初期頃の絞り環はクローム仕上げにf値の刻印が小さく
視認性が悪かったが、本個体は後期型で
黒塗装リングにf値が大きく刻印された改良型です。

鏡胴外観は経年、使用に伴うスレ、汚れ等ありますが、
アタリ、凹み等の酷いダメージの無い綺麗なお品です。

レンズ光学系は前後玉共に
拭き傷、カビ、クモリ、バルサム切れ等無く
スカッと抜けています。

中玉群へのホコリの吸い込みは少なく
透明度が維持されています。

ピントリングヘリコイドのトルク感は適度で
全域操作感はスムーズです。

無限遠ロック/アンロックもスムーズです。

絞り羽根は油膜、固着、粘り無く動作に問題ありません。

マウント部に１点の極僅かなアタリ痕跡がありますが
使用には何ら差支えありません。

時代を経たヴィンテージ、オールドレンズを
ご理解頂けない方、
(過度な)現代製品質をお求めの方は購入をお控え下さい。

シリアル番号182XXX下3桁伏せ(1956～60年頃製造)

付属品
１．純正フロントキャップ(富士山マークで希少な当時物)
２．Kenko製フィルター
３．汎用メタル製リヤスクリューキャップ
　　(後部突出に合わせた深底型)