ドリームキャッチャーとは

インディアンの言い伝えによると
『クモの巣に悪夢を絡め取り、いい夢だけが羽根を伝って降りてくる
そして、朝日と共に悪夢は消え去る』
と言われています。
インディアンと夢というのは密接な関係にあります。
夢のことをヴィジョンと呼び
夢を見る事で未来への道筋を立てているようです。
それだけ夢のお告げを重要としています。

しかし、生まれたばかりの子供には良い夢も悪い夢も判別できません。
そのために親から子供にドリームキャッチャーは贈られます。
お腹に赤ちゃんがいる事がわかったら父親はグレイドルボードというゆりかごのような物を作ります。
そして生まれてきた赤ちゃんをグレイドルボードに寝かせて、その頭の辺りにドリームキャッチャーを吊るします。
そのドリームキャッチャーに付いている羽根がフクロウだったら女の子です。
フクロウは知恵を授けてくれます。
鷲の羽根だったら男の子です。
鷲は勇気を授けてくれます。
そうして子供たちは大切に育てられます。
部族の命を未来に伝えるためです。