ULTRAMAGI
82年から製造されたABU初のマグネットブレーキ搭載機です。

ロープロと言うには少々背が高いですが、台形（長方形？六角形？）状のフォルムの上底にプレートを配置する事でパーミング性を考えた作りに成っています。その後、国産機もこぞってパーミングプレートを採用したモデルを発売した事からも、この点ではリードしていたと思います。

機構では、スプールとスプールシャフトの分離によってスプールの軽量化を行い、遠投性能、ブレーキ性能の向上を図る「アクセルレススプール」を初めて採用しています。この機構は現在でもAbuGarciaの多くのリールに採用され、信奉者も多いシステムだと思います。

キャスト時にクラッチと連動してレベルワインドが切り離され、放出されるラインの抵抗を和らげる事でキャスティング性能向上を狙った「フローティングレベルワインド」
スペックは、ギア比4.7:1、ラインキャパシティー(mm/m)0.25/1900.30/1300.35/100、重量255g、サイズ的には4500番クラスと思われます。
小傷はありますが、きれいな機体だと思います。